広瀬 淡窓 ひろせ たんそう
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道(い)うを休(や)めよ 他郷苦心多しと 同袍(どうほう)友有り 自から相親しむ 柴扉暁に出づんば霜雪の如し 君は川流(せんりゅう)を汲め 我は薪を拾わん |
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桂林荘雑詠示諸生(冬) | 我が塾に学ぶものへ告ぐ 家を出て異国での修行の辛さを愚痴ってはいけない 志を同じくする友達と 互いに親しみなさい 早朝に起きて扉を開ければ 霜は雪のごとく 寒風が身にしみるだろうが 決してくじけてはいけない さて君は川に水をくんでくれ 私は山に薪を拾うよと 自炊に、学問にと励まし合うことだ |
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24p×106.5p |